自閉症スペクトラム障害ASD

 

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自閉症スペクトラム障害とは
ASD

自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder=ASD)とは、「社会的なコミュニケーションの苦手さ」と「特定のものごとへの強いこだわり」等を主な特徴とする発達障害です。代表的な特性には、コミュニケーションが苦手で、暗黙のルールを守ることや、ミスなどをせずに社会生活を送ることが困難になる場合があります。自閉症、アスペルガー障害、広汎性発達障害などとも言われています。

「スペクトラム」とは「連続体」という意味で、正常範囲と障害の間のグレーゾーンが広く、個人差が大きいことも特徴のひとつです。知的障害を伴わない(つまり、学校の勉強などは問題なくできる)ASDの方も大勢いらっしゃいます。学業成績は問題なかったり、「明らかに周囲の人と違うというほどには目立たない程度の障害」であったりするので、見過ごされることも多いかもしれません。それだけに、ASDを持つ方が「自分の悩みを周囲に理解してもらえない」という苦しみに直面することも多いかと思います。

小児期に発達障害と診断され治療を受けてこられた方と、大人になってから診断を受けられる方がおられます。大人になってから診断される方の多くは、社会での適応が困難で、抑うつ、不安などの二次障害を生じます。「うつ病」「適応障害」「不安障害」などの診断で治療を開始し、後から発達障害の特性が明らかになることもあります。適切な支援で症状を緩和することが可能です。

 

症状

  • 冗談が通じず、言われたことを文字通りに受け取ってしまう
  • 場にそぐわない(空気が読めない、KY的)発言をしてしまう
  • 相手の気持ちが理解できない
  • 変わっているとよく言われる
  • マイルールがある
  • 急な予定の変更があるとパニックになる

 

治療について

原因は完全には解明されていませんが、遺伝要因が関与しており、環境要因も影響を与えていると考えられています。各種の心理検査を受けることで、その特性をご本人や家族、そして周囲の人がしっかり理解し、日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することにより、持っている本来の力を発揮することが可能になります。

①ご自身にASDの特徴がどの程度あるのかを、検査等を通して知る、②必要に応じて社会技能訓練(SST)等を受ける、③ただし、苦手なことを過剰に頑張ろうとはしすぎず、得意なことに集中できる環境を作る、④必要に応じて自分の特徴を周囲に伝える、等が重要となります。

当院では心理検査で、どういった特性を持っているのかを詳細に調べることが可能です。また臨床心理士や精神健康福祉士による、きめ細かいアドバイスやサポートが受けられます。

薬物療法

自閉症スペクトラム障害では、不安症状やうつ症状が出る場合があります。そのきっかけとなった環境変化の有無を調べて原因を取り除き、症状を軽減させる薬物療法を行うこともあります。