適応障害

 

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適応障害とは

ある特定の状況や出来事が、その人にとってつらく耐えがたく感じられ、環境の変化に適応できず、そのために精神症状、身体症状、また行動面に症状が現れる心の病気です。

心理的あるいは環境的なストレスに対する短期間の不適応反応のことを適応障害といいます。症状はストレス因子が生じてから3ヶ月以内に出現し、情緒面や行動面で多彩な症状がみられます。

適応障害はストレス因子が消失すれば改善しますが、ストレス因子が持続する場合には慢性化することもあります。ストレスへの脆弱性や個人的な素質も重要な役割を果たしますが、明らかなストレス因子の存在が見当らなければ適応障害にはなり得ません。

 

症状

  • 心の変調:不眠、不安、イライラ、気分の落ち込み、イライラなど
  • 体の変調:動悸、吐き気、便秘、めまい、手足のふるえなど
  • 能力の低下:仕事や作業に集中できない、考えにまとまりがなくなる、ぼーっとしてしまう、もの忘れがひどくなるなど
  • 行動の障害:お酒・タバコが増える、口論がふえるなど

 

治療について

適応障害の原因となるストレス因子は、仕事、家庭、恋愛、学校、病気など、生活の中に多く存在します。ストレス因子がはっきりしているため、そのストレスから離れることができれば症状は軽快します。しかし、現実的には完全に離れられないことも多く、環境への対応が課題になります。

適応障害の治療では、まず現段階の状態を冷静に見極め、何がどういう具合にストレスになっているかを理解する必要があります。そして、今、改善できそうなことから取り組み、自分自身のストレスを上手くコントロールし、環境と向き合うことが、対処能力を高めることにつながります。その治療の過程で、しっかりと現実に向き合えるよう、不安を抱きやすい考え方を変え、不安にうまく対処できる訓練を行う必要がある場合があります。その際は、認知行動療法などの精神療法を提案させていただきます。補助的役割ですが、特定の症状に対して、短期間の薬物療法が効果的な場合もあります。